すが雑談

菅波栄純。1979年10月16日生まれ。福島県出身。 結成20年を経て活動中のバンドTHE BACK HORN所属。 ギタリスト/作詞作曲者。お仕事のご依頼はこちら eijun@ve.jvcmusic.co.jp 人生は結局喜劇だと思う。

菅波栄純の人生

中学生のころ描いていた勇者クエストという漫画

小学~中学時代にかけて菅波の趣味は漫画を描くことだった。うちのばあちゃんが絵を描くのが趣味で(魚などを描いていた)、筆やペンがばあちゃん家にたくさんあったので、そのなかでミリペンというのだろうか、先端の細いタイプを気に入って自由帳やテスト…

草むらにエロ本が落ちてる時代が懐かしい

我が実家の前には踏切があった。踏切の両側には草むらがあって、そこによくセクシーな本を棄てていく人がいた。中学生の菅波は学校からの帰宅時、いつも草むらをチラ見してから家に帰った。まあ、違法な投棄なわけだがそこは置いといても、エロ本って懐かし…

敵のあそこを触ることで世界観をおぼっちゃまくんにすり替えてきた話

小学生のころのおれは本当によくヤンキーにからまれた。アンケートをとってみると「なんかムカつく」という理由が例外なく100パーセントだった。ヤンキーの本能に直接訴えているとしか思えないおれの「ムカつくフェロモン」のせいでからまれるならもう、諦め…

床屋の息子とおでん

おでんが美味しい季節になってきた。おれは大根のやつが好きだ。コンビニでいえばセブンイレブンのやつ。大根の入ったおでん用カップにひたひたの汁を注ぎ、辛子を混ぜれば完成。小学生か中学生のころはよく食べた。おれが住んでいた福島県須賀川市にはセブ…

球技大会の思い出

スポーツには縁のなかった人生だが、球技大会の経験ならおれにもある。そして頑張った事っていうのはそれなりに思い出になるものだ。 小学生高学年だか中学だかの時の球技大会はサッカーだった。うちのクラスにはサッカー部員が4人ぐらいいて、さらにはサッ…

親父の部屋から見た景色

うちの親父は一見恐ろしく、何考えてるかわからないが面白いひとであった。 親父の部屋は我が実家の一番奥にあった。とはいえそれは、おれがいつも出入りしていた裏の玄関とその近くの子供部屋からの印象であって、お客さんなどが訪れる表の玄関からみれば、…

アメ村号泣事件

今日のお話は昔、菅波と山田がナンパに失敗して号泣した話。菅波による語りをどうぞ! youtu.be

にやける癖

小学生のころ。先生に叱られるとき、自分には「にやける」癖があった。 この「にやける」っていうのはイラッとくる行為ベスト1位であろう。ヒップホップのフリースタイルバトルでも、相手が真剣にラップしてる時わざとニヤニヤする、みたいな技があるぐらい…

自分の親父に「おめえ、誰だ」って言われた話

父の日なので親父との思い出話を一つ。これは自分の親父に「おめえ、誰だ」って言われた話だが、別に親父はボケちゃいなかった。むしろまだまだキレッキレの冴えた獣感を出していて、おれが高校生の頃だった。そしてただの笑い話として聞いてくれるとありが…

メリケン先輩は今日もゲームをする

スクールカーストなどというワードが生まれて久しいが、その言葉が生まれるずっと前から学校というやつが弱肉強食であったことは変わりがない。だが、時々もしくはひと時カーストみたいなものがはじめから無かったかのような日々がぽっかり訪れることがある…

マネージャーがうちの親父に挨拶した時に言われた言葉

THE BACK HORNをやりはじめて数年たった頃おれの実家に当時のマネージャーが宿泊することになった。おれとマネージャーの寝る部屋には、親父が何処かから何の相談も無しに運び込んできた武将が着るような鎧があった。親父は連日、ほつれた鎖かたびらを編んで…

バンド名が放送禁止用語のバンドのベーシストと再開した話

再会の瞬間は突然やってきた。 向こうから酩酊した弱そうなチンピラが駆け寄ってきて、手前でよろけてエビ的な動きを見せた。「えいじゅんさん、えいじゅんさん!」間近で見ると目が宇宙にイッちゃっている。その多幸感に包まれた男はおれが昔THE BACK HORN…

「おめえ、どこ中だ」ってうちの親父が友人にからんだ話

今日もたいした話ではないのだが、お付き合い願いたい。 まず、解説から。 「おめえ、どこ中だ」とは。 全国的にはわからないが、福島では中学生のヤンキー同士が一触即発になった時にこのセリフをどちらともなくメンチを切りながら言うのがしきたり。 「ど…

鼻をほじりすぎると鼻の穴が大きくなると親父に言われた話

親父は言った、鼻をほじるな。 小学生のおれに親父は言った。「ばかやろう、鼻をほじるな。汚え」。正直親父が鼻をほじってるのを毎日見かける。ずりい。ずるいよ、父ちゃん、と言おうかいわまいか迷ってる俺に向かって親父が言ったのがタイトルのあれだ。「…